神吉日って知ってますか?あまりメジャーではないですが、一粒万倍日とか大安と同じように吉日として扱われる日です。
当記事では神吉日とは一体何なのか、意味や由来について紹介していきます。
神吉日の意味や由来
神吉日(かみよしび、かみよしにち)は
”神様のご神徳を授かる日”とされており、昔のカレンダーに「神よし」と記載されていた吉日になります。
そのため神社や祖霊を祀ることが吉とされており、日本で行われている神仏習合において大切な暦注とされています。この暦注は、倭歴の中で誕生した日本独自の吉日といわれています。
日本独自な吉日なんですが、この吉日を決めるルールが日の干支が元となっているため、十干十二支や陰陽五行説が関わっているといわれています。神吉日は七箇の善日(ななこのぜんにち)と呼ばれる7つある吉日のうちの一つです。
六曜比べると認知度は圧倒的に低いので、神吉日を意識して動いている人は多くはないでしょう。
神吉日にやるとよいこと

神吉日にやると良いこと、推奨される事柄は「神事」です。
先祖供養や神社参拝などが該当しますが祭礼なども吉となるため、結婚式にも推奨される日となっています。
また、神様のご加護を受けやすく他の吉日と重なることで効力が高まるため、他の吉日で推奨される事柄を優先するのも良いと思います。
たとえば、旅行・移転・建築などに最適とされている大明日と重なった場合は、引っ越しを行うのも良いですし、大安や一粒万倍日と重なった場合は納車日にすると良い・・・といった具合です。
結婚式や入籍を行う日を選定している方ならば、天赦日、大安、母倉日が重なった日を推奨いたします。
神吉日にやってはいけないこと

神吉日にやってはいけない事は「不浄事」です。
不浄事とは心身を汚すような行いの全般であり、葬儀などの行事は対象外です。あくまでも穢れたものに触れるとか、邪な行動をするなどがNGと考えてください。お金や金融取引も不浄事に考えらる方もおられると思いますが、それらは不浄ではありません。
判断基準はかなり迷うと思いますので、大きなくくりで不浄に感じる行動は避けるのが良いです。
覚えておきたいその他の吉日
天赦日
天赦日とは、「天が万物の罪を許し、あらゆる障害を取り除いてくれる日」とされ、日本の暦の中でも最高の吉日といわれています。この特別な日は、1年に5~6回しかありませんが、新しいことを始めるには最適な日です!
たとえば、次のようなことを始めるのにぴったりのタイミングです:
- 仕事始め
- 結婚や婚約
- お財布の新調や使い始め
もし天赦日が一粒万倍日と重なる日があれば、相乗効果でさらに強力な開運日になります。この日は特に注目して、何か新しい一歩を踏み出すチャンスにしてみてください。暦をチェックして、ぜひ活用してみましょう!
一粒万倍日
一粒万倍日とは、日本の暦に古くからある吉日の一つです。この言葉が意味するのは、「種籾(たねもみ)一粒から一本のイネができ、そのイネから万倍もの数のお米が収穫できる」ということ。つまり、「わずかなものが飛躍的に増えること」を表しています。
この日に始めたことは、やがて大きな成果を上げると考えられているため、一粒万倍日は「何かを始めるのに最適な日」とされています。新しいプロジェクトや目標を立てるタイミングとして、ぜひ活用したい日ですね!
寅の日
寅の日は「金運招来日」とも呼ばれ、特に金運に縁がある吉日とされています。寅は、一日に千里の道を往復できると言われることから、「出したお金がすぐに戻ってくる」と考えられているためです。
そのため、寅の日はお財布の新調や使い始め、宝くじの購入、貯金など、お金に関することに向いている日です。もし金運をアップさせたいなら、この日に何かを始めると良いとされています。
寅の日は、干支(えと)を基にしたサイクルで12日ごとにやってきます。ぜひ、次の寅の日をチェックして、金運を引き寄せるチャンスにしてくださいね!
巳の日・己巳の日
巳の日は、寅の日と同じく十二支にまつわる吉日で、12日に1度訪れます。この日は、蛇が金運や芸術を司る弁財天(べんざいてん)という神様の使いとされているため、特に金運に縁がある日とされています。
金運を気にしている人は、巳の日にお金や財産に関することを行うと良いとされています。例えば、お財布の新調や銀行口座の開設などがおすすめです。
さらに、巳の日に十干の「己(つちのと)」が重なる「己巳の日(つちみのひ)」は、60日に1度しか巡ってこない特別な日で、特に縁起が良いとされています。この日はさらに強力な金運を引き寄せるチャンスです!
大安・友引
大安(たいあん)
大安は、六曜の中で最も縁起が良いとされる吉日です。「大いに安し」という意味があり、やってはいけないことがない日として、冠婚葬祭などのお祝い事にぴったりの日です。6日に1度巡ってきますので、大切なイベントの日にぜひ選んでみてください。
友引(ともびき)
友引は「引き分け」を意味し、朝晩が吉、昼は凶とされています。この日に行うのは、慶事(お祝いごと)に適しており、特に結婚式などのお祝い事に良い日です。ただし、「友を引く」という意味があるため、葬儀や弔事には避けた方が良いとされています。
大明日
大明日(だいみょうにち)は、歴注の一つで、意味としては「天地が開け、太陽の光が隅々まで照らす」というポジティブな解釈があります。この日は、引っ越しや旅行などの移動にまつわることや、建築・普請(ふしん)などの工事を行うのに縁起が良い日とされています。
大明日は月に8~16日ほどしかないため、比較的頻繁には訪れませんが、非常に良い日にあたります。この特別な日を上手に活用することで、運気を引き寄せることができるかもしれません!
母倉日
母倉日(ぼそうにち)は、大明日と同じく歴注の一つで、「母が子に対してするように、天が人を慈しみ育む」日とされています。この日は、特に入籍や結婚など婚姻に関することや、引っ越しなどの移動に適した吉日とされています。
母倉日は、月に4~5回ほど巡ってきます。この特別な日を選んで、大切なイベントを迎えると良い流れを引き寄せられるかもしれません!
神吉日
神吉日(かみよしび)は、最も回数が多い吉日で、月の半分以上がこの日に該当します。この日は、特に神事に関連することを行うのに適した日とされています。
例えば、お墓参りや神社への参拝、祭祀など、神様に感謝を捧げるような行事を行うのにぴったりです。神吉日は比較的頻繁に訪れるため、気になるときに利用しやすい吉日ですね。
天一天上
天一天上(てんいちてんじょう)は、癸巳(みずのとみ)の日から戊申(つちのえさる)の日までの16日間を指し、1年に6回巡ってきます。この期間は、方角を司る天一神が天上に帰るため、方角に関する禁忌がなくなるとされています。
この16日間は、旅行やお出かけ、引っ越しなど、移動にまつわることに縁起が良いとされています。方角を気にせず、思い切って行動するチャンスです!
鬼宿日
鬼宿日(きしゅくび)は、月が地球を1周する間に通過する28個の星座をもとに吉凶を占う「二十八宿」の中で、最も縁起が良いとされる吉日です。この日は「鬼が宿(家)にいるため、邪魔が入らない」とされ、婚姻を除けば、何事もスムーズに進むといわれています。
婚姻を除けば、仕事や引っ越し、新しいことを始めるのに非常に適した日です。何か大切なことに挑戦したい時にぴったりの吉日ですね!
天恩日
天恩日(てんおんにち)は、「全ての人が天からの恩恵を受けられる」とされる特別な日で、5日間続きます。この期間は、慶事全般や旅行、引っ越しなどを行うのに非常に縁起が良いとされています。
天恩日は、年に90日ほどありますが、凶事に使うのは避けた方が良いとされています。悪いことや不幸に関することには利用せず、良いことに使うようにしましょう!
月徳日
月徳日(つきとくにち/がっとくにち)は、その月の神様がいる日で、「全てのことに支障がない」とされる吉日です。この日は、特にリフォームや不動産契約などに縁起が良いとされています。
月徳日は、月に2~4回の頻度で巡ってきます。家や土地に関する重要な決断をする際には、この日に合わせると良い結果を引き寄せやすいでしょう。
2025年吉日カレンダー

神吉日を知り良い時を過ごそう
暦のうえでは、昔から良い日悪い日が存在します。一番みなさんに身近なもので「大安」や「仏滅」などと思いますので、それ以外に沢山の吉日・凶日が存在します。
みなさまも何か節目を迎える時は、これらをちょっとだけ意識して行動すると、良き方向に流れが向き、より充実した時間を過ごすことができると思いますのでご参考にしてみてください♪

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