みなさん「天一天上」ってご存じでしょうか。あまり聞き馴染みが無いですよね。
当記事で分かることは…
- 天一天上とは?
- 天一天上の期間
- 天一天上はいつ?
- 天一天上にやるとよいこと
- 天一天上にやってはいけないこと
天一天上とはどんな日なのか?どういう意味なのか?当記事でまとめてありますのでご覧ください。
天一天上とは?
天一天上は”てんいちてんじょう”と読みます。
天一天上は天一神(てんいちじん)という方位神(ほういしん)が天に帰っている期間の事を指します。
天一神が地にいるとき、天一神がいる方角に向かうと祟りが起きると考えられています。そのため我々人間は、天一神がいらっしゃる方角を気にして行動をしなくてはいけないという考えが昔からありました。
しかし、天一神さんはずっと地にいるわけではないです。天と地を規則的にめぐっています。天へ帰っており地上のどの方角にもいない期間のことを「天一天上」といいます。
天一天上の期間
天一天上は16日間あります。そして天一天上は60日に一度巡ってくるので、1年で見ると6回訪れることになります。
1日で終わる大安や友引と異なり、16日間続くという性質がありますので、カレンダーの暦注などには「天一天上始まり」「天一天上終わり」と記載されています。
- 天上に上る時:癸巳の日(みずのとみ・干支の組み合わせ30番目)
- 天上を下りる時:戊申の日(つちのえさる・干支の組み合わせ45番目)
- 天一天上の時期:癸巳の日〜戊申の日の16日間
天一天上はいつ?
2024年の天一天上
天一天上の始まり | 天一天上の終わり |
---|---|
1月30日(火)〜 | 2月14日(水) |
3月30日(土)〜 | 4月14日(日) |
5月29日(水)〜 | 6月13日(木) |
7月28日(日)〜 | 8月12日(月) |
9月26日(木)〜 | 10月11日(金) |
11月25月(月)〜 | 12月10日(火) |
天一天上にやるとよいこと
天一天上の16日間は全てにおいてよい日となります。
方角などを気にすることなく行事を行うことができます。やるとよいことは下記のような行事です。
- 引っ越し
- 旅行
- 休暇
- 外出
- 家の掃除
- 宝くじ
引っ越しや旅行は、方角が大きく変わってしまいますが、この時期はどの角度に移動してもよいことが起こるといわれていますのでOKです。
外出をする場合でも同様で、方角を気にしなくてもいいです。宝くじは好きな方角を決め、好きな方角にある売り場で宝くじを買うことがよいとされています。
天一神が天上にいる間、他の神様は地上に降りている時期になります。その中に「日遊神(にちゆうしん)」がおられるので、この時期に掃除をすることで、運気がガラッと変わる時期でもあるのです。
天一天上でやってはいけないこと
天一天上の期間では、天一神の代わりに日遊神(にちゆうしん)という不浄が大っ嫌いな方位神が天から降りてきます。日遊神は家の中に留まるとされており、家の中が汚いと崇り(たたり)を起こすといわれています。
とくに、キッチン・浴室・トイレなど水回りを清潔にしておかないと日遊神がお怒りになり、祟りが起きてしまうので、天一天上の期間は家の中の清掃を怠らないようにしておきたいです。
普段からキレイに整えているご家庭なら問題なしです!
覚えておきたいその他の吉日
天赦日
天赦日(てんしゃび・てんしゃにち)は「天が万物の罪を許し、あらゆる障害が取り除かれる日」として、日本の暦の上では最高の吉日と言われています。1年に5~6回しかありませんが、一粒万倍日同様、新しいことを始めるのに最適な日とされ、仕事始めや結婚、お財布の新調・使い始めなどにおすすめです。
さらに、一粒万倍日と重なると相乗効果で「最強の開運日」になるため、ぜひチェックしてみてください。
一粒万倍日
一粒万倍日は、日本の暦に古くからある吉日の一つです。この言葉が意味するところは「種籾(たねもみ)一粒から一本のイネができ、このイネから万倍もの数のお米が穫れること」。すなわち「わずかなものが飛躍的に増えること」。この日に始めたことは、やがて大きな成果を上げると考えられることから、一粒万倍日は「何かを始めるのに最適な日」とされています。
寅の日
寅(とら)の日は、「金運招来日」とも言われ、特に金運に縁のある吉日とされています。寅は一日で千里の道を往復できる、という云われが転じて、「出したお金がすぐ戻ってくる」日と考えられているためです。お財布の新調や使いはじめ、宝くじ購入、貯金などお金に関することに向いているでしょう。寅の日は干支(えと)をもとに12日ごとにめぐってきます。
巳の日・己巳の日
巳(み)の日は、寅の日と同じく十二支にまつわる吉日で、12日に1度訪れます。蛇は金運・芸術をつかさどる弁財天という神様の使いのため、金運が気になる人はこの日にお金や財産に関係することを行うとよいとされています。お財布の新調や銀行口座開設などをするとよいでしょう。
巳の日に十干の「己(つちのと)」が重なる己巳の日(つちみのひ)は60日に一度しかめぐってこず、特に縁起がよいとされています。
大安・友引
大安(たいあん)・友引(ともびき)は日にちの吉凶を占う六曜の吉日で、6日に1回めぐってきます。大安は「大いに安し(やってはいけないことがない)」という意味で、六曜の中では最も縁起がよく、冠婚葬祭におすすめの日です。
一方友引は「引き分け」を意味し、朝晩が吉、昼は凶とされています。「友を引く」という意味から、慶事には適しているものの、葬儀などの弔事は避けた方が無難でしょう。
大明日
大明日(だいみょうにち)とは歴注の1つで、「天地が開け、太陽の光が隅々まで照らす」という意味を持つ吉日です。引っ越し・旅行など移動にまつわることや、建築・普請を行うのに縁起がよい日とされています。月に8~16日ほどあるため、レア度は低めでしょう。
母倉日
母倉日(ぼそうにち)とは、大明日と同じ歴注の1つで、「母が子に対してするように、天が人を慈しみ育む」日とされています。特に入籍や結婚といった婚姻にまつわることや、引っ越しなどに適した吉日です。月に4~5回あります。
神吉日
神吉日(かみよしび)は、最も回数が多い吉日で、月の半分以上が該当します。神事にまつわることを行うのに適した日とされており、たとえばお墓参りや神社への参拝、祭祀を行うのに適しているでしょう。
天一天上
天一天上(てんいちてんじょう)は、癸巳(みずのとみ)の日~戊申(つちのえさる)の日の16日間を指し、1年に6回めぐってきます。方角をつかさどる天一神が天上に帰るため、方角の禁忌がなくなるとされています。旅行やお出かけ、引っ越しなどに縁起のよい期間です。
鬼宿日
鬼宿日(きしゅくび)は、月が地球を1周する間に通過する28個の星座をもとに吉凶を占う二十八宿の中で、最も縁起がよいとされている吉日です。「鬼が宿(家)にいるため邪魔が入らない」日とされ、婚姻以外であれば何事もうまくいくと言われています。
天恩日
天恩日(てんおんにち)は、「全ての人が天からの恩恵を受けられる」とされ、5日間続きます。慶事全般や旅行・引っ越しなどを行うのに縁起のよい期間ですが、凶事に用いてはならないとされるため注意しましょう。天恩日は、年に90日ほどあります。
月徳日
月徳日(つきとくにち/がっとくにち)は、その月の神様がいる日のことで、「全てのことに支障がない」吉日です。特に、リフォームや不動産契約を行うと縁起がよいとされています。月に2~4日の頻度で巡ってきます。
2024年吉日カレンダー
天一天上を知りよい時を過ごそう
暦のうえでは、昔から吉日・凶日が存在します。一番みなさんに身近なもので「大安」や「仏滅」などと思いますので、それ以外に沢山の吉日・凶日が存在します。
みなさまも何か節目を迎える時は、これらをちょっとだけ意識して行動すると、良き方向に流れが向き、より充実した時間を過ごすことができると思いますのでご参考にしてみてください♪
当ブログ「活きる学び」をご覧いただきありがとうございます。
他多数の記事をご用意していますので、お時間あるときにまたお越しください♪