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選日とは?意味と全9種類を一覧で解説|一粒万倍日・三隣亡の意味も分かる

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大切な予定を決めるとき、「この日で本当に大丈夫かな」とカレンダーとにらめっこした経験はありませんか。結婚式や引っ越し、地鎮祭など、人生の節目になるイベントほど、日取りが気になってしまうものです。

六曜をチェックして安心していても、実は暦には六曜以外にも吉凶を左右する「選日」という特別な決まりがあります。一粒万倍日や三隣亡という言葉を耳にしたことはあっても、意味や見分け方までは知らないという方がほとんどではないでしょうか。

この記事を読めば、選日の意味や由来はもちろん、全9種類それぞれの特徴と注意点がすっきり整理できます。読み終わる頃には、大切な日をご自身の目で見極められるようになり、日取り選びの不安がぐっと軽くなるはずです。

目次

選日とは?六曜との違い

選日(せんじつ)とは、六曜や十二直など、他の暦注のどれにも当てはまらない特別な日をまとめた呼び方です。「撰日」と書かれることもあり、別名「雑注」とも呼ばれます。

選日は、その日の干支(えと)をもとに、吉日か凶日かを見分けるためのものです。

選日の由来

選日は、中国生まれの陰陽五行説にもとづく「十干十二支」の日の干支から生まれました。

日の干支とは、昔の日付の表し方です。今のように数字ではなく、十干(甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸)と十二支(子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥)を組み合わせて、その日を表していました。

選日以外の暦注の種類

暦注には、よく知られている「六曜」(大安・仏滅など)のほか、「暦注下段」「選日」「十二直」「二十八宿」「九星」「七曜」があります。

選日は、このうち六曜から七曜までのどれにも当てはまらない日をまとめて指す言葉です。

選日の種類は全部で9つ【一覧表つき】

選日吉凶主な注意点
一粒万倍日吉借金・借り物はNG
天一天上吉旅行・引っ越しに◎
不成就日凶契約・結婚など何事も避ける
三隣亡凶建築・引っ越し関連はNG
八専凶(間日を除く)気が乱れやすい期間
十方暮凶結婚・旅行・相談ごとはNG
三伏日凶新しいこと・種まきはNG
犯土凶(間日を除く)土いじり・建築儀礼はNG
臘日諸説あり結婚・神事は避ける説あり

一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)

一粒万倍日は、一粒の米が万倍の稲穂に実るという言い伝えから、何か新しいことを始めるのにぴったりな吉日とされています。

ただし、借金をしたり物を借りたりするのは避けたい日です。小さな苦労も万倍に膨らむといわれているためです。

月日の十二支
1月丑・午
2月丑・午
3月子・卯
4月卯・辰
5月巳・午
6月酉・午
7月酉・午
8月卯・申
9月酉・午
10月酉・戌
11月亥・子
12月卯・子

天一天上(てんいちてんじょう)

天一天上は、方角の吉凶を司る神様「天一神(てんいちじん)」が天に帰っている16日間のことです(日の干支でいうと癸巳から戊申まで)。

天一神がいる方角へ進むと祟りがあるとされていますが、天に帰っている間はその心配がなく、方角を気にせず動ける期間です。旅行・引っ越し・外出には吉日とされています。

不成就日(ふじょうじゅび)

不成就日は、何をしても成就しにくいとされる凶日です。旧暦の月日によって対象日が決まります。

月(旧暦)日(旧暦)
1月3日, 11日, 19日, 27日
2月2日, 10日, 18日, 26日
3月1日, 9日, 17日, 25日
4月4日, 12日, 20日, 28日
5月5日, 13日, 21日, 29日
6月6日, 14日, 22日, 30日
7月3日, 11日, 19日, 27日
8月2日, 10日, 18日, 26日
9月1日, 9日, 17日, 25日
10月4日, 12日, 20日, 28日
11月5日, 13日, 21日, 29日
12月6日, 14日, 22日, 30日

三隣亡(さんりんぼう)

三隣亡は、建築に関することが凶となる日です。この日に建築を始めると「三軒隣まで滅ぼす」といわれています。

月日の十二支
1月亥の日
2月寅の日
3月午の日
4月亥の日
5月寅の日
6月午の日
7月亥の日
8月寅の日
9月午の日
10月亥の日
11月寅の日
12月午の日

八専(はっせん)

八専は、日の干支が壬子から癸亥までの12日間のうち、十干と十二支の五行が重なる日を指します。重なる日が8日あることから「八専」と呼ばれています。

五行が重なると気が乱れ、何事もうまくいかない凶日になるとされています。ただし八専の期間中には五行が重ならない「間日(まび)」もあり、この日は八専の影響を受けません。

日干支五行八専の間日
壬子水水
癸丑水土〇
甲寅木木
乙卯木木
丙辰火土〇
丁巳火火
戊午土火〇
己未土土
庚申金金
辛酉金金
壬戌水土〇
癸亥水水

十方暮(じっぽうぐれ)

十方暮は、日の干支が甲申から癸巳までの10日間を指します。

「十方(あらゆる方角)が暮れる(闇に沈む)」という意味を持ち、何をしてもうまくいかない凶日とされています。特に結婚や旅行、相談ごと、引っ越しは避けたほうがよいといわれています。

三伏日(さんぷくび)

三伏は、陰陽五行説にもとづく選日のひとつです。夏至のあと3回目・4回目の「庚(かのえ)の日」と、立秋のあと1回目の「庚の日」を指します。

新しいことを始めるのも、旅行や縁談、種まきも避けたい日です。

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大犯土、小犯土(おおつち・こつち)

犯土の期間は、土を掘ったり耕したりする作業や、植木の植え替え、種まき、地鎮祭などの建築儀礼を避けたい日とされています。

大犯土と小犯土のあいだにある1日は「間日(まび)」と呼ばれ、この日だけは作業をしても問題ないとされています。

臘日(ろうにち、ろうじつ)

臘日は、もともと中国で年末に狩りの獲物を先祖に捧げていた風習が由来といわれていますが、はっきりとはわかっていません。

吉凶についても「結婚や神事は避ける日」とされていますが、こちらも定かではありません。そのため、暦によっては臘日が記されていないこともあります。

選日に関するよくある質問(FAQ)

選日と六曜、どちらを優先すればいい?

六曜のほうが世間に広く浸透しているため、まずは六曜を基準にして問題ありません。そのうえで、引っ越しや建築など選日が特に関わる場面では、三隣亡や不成就日もあわせて確認すると、より安心して日取りを決められます。

選日が重なったらどうすればいい?

選日は複数が同じ日に重なることがあります。吉日と凶日が重なった場合は、その予定にとって重要度の高いほうを優先して考えるのが一般的です。たとえば建築に関わる予定なら、三隣亡や犯土の有無を優先してチェックしましょう。

選日は毎年変わりますか?

はい、選日の多くは日の干支や旧暦をもとに決まるため、毎年日付が変わります。一粒万倍日や不成就日のように毎年一覧が公開されているものもあるので、予定を立てる年の最新情報を確認することをおすすめします。

まとめ|選日を知って後悔のない日取りを

ここまで、選日の意味と由来、そして一粒万倍日から臘日までの全9種類の特徴をご紹介してきました。六曜だけでなく選日にも目を向けることで、暦の見方がぐっと深まったのではないでしょうか。

次に大切な予定を立てるときは、まずカレンダーで六曜を確認したあと、この記事の一覧表で選日もあわせてチェックしてみてください。特に引っ越しや契約ごとを控えている方は、三隣亡や不成就日の早見表を手元に置いておくと安心です。

暦はあくまで昔からの知恵であり、絶対的なルールではありません。ですが、少し意識するだけで気持ちに余裕が生まれ、大切な一日をより前向きな気持ちで迎えられます。ぜひ今日から、日取り選びに選日の知識を役立ててみてください。

※暦注は古くからの生活の知恵であり、学術的に確定した根拠を示すものではありません


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