投資歴70年という大ベテラン投資家で、
国内最高齢のデイトレーダーの1人として知られている、
資産20億円の藤本茂さんについて紹介します。
- 藤本茂さんとは?
- 藤本茂さんの経歴
- 藤本茂さんの教え
詳しく紹介いたしますのでご覧ください。
藤本茂さんのプロフィール
本名 | 藤本 茂(ふじもと しげる) |
誕生日 | 1936年 |
出身地 | 兵庫県高砂市 |
身長 | 不明 |
体重 | 不明 |
血液型 | 不明 |
高校 | 不明 |
職業 | 専業投資家 |
藤本茂さんは、「日本のバフェット」とも呼ばれています。
藤本茂さんの生い立ち
兵庫県高砂市で4人兄弟の末っ子として生まれました。
実家は稲作農家で決して裕福な家庭ではありませんでした。
藤本茂さんのご家族
藤本茂さんは結婚されています。
結婚された時期は不明です。
藤本茂さんの経歴
高校卒業後
高校卒業後、ペットショップに勤務。
動物が好きだったため、姉の旦那の紹介でペットショップで働くことに。
そのお店の常連客に証券会社社員がいて、
教わりながら株式取引をはじめたとのこと。
その後、ペットショップを退職して雀荘の経営を始め、
神戸市内に3店舗を経営する規模にまで順調にビジネスを成長させました。
48歳(1984年)
雀荘経営は順調でしたが、1984年に転換社債と出会い
その面白さにめり込みました。
50歳(1986年)
50歳で転換社債の投資を機に専業投資家となりました。
その後のバブル崩壊で資産を4分1に減らしながらも、
なんとか乗り切り、資産を増やしていきました。
66歳(2002年)
66歳からパソコンを駆使したデイトレードを始められたそうです。
今まではパソコンはほとんど触った事がなかったそうです…。
取引時間中は日経CNBCの株式の市況放送をつけっぱなしにしながら、
3枚のモニターで1200銘柄を常時チェックし、
1日に130銘柄ほどの売買注文を実施!
藤本茂さんの資産
2023年での総資産は16億円。
2024年での総資産は20億円程度となっています。
莫大な資産を持つ藤本茂さんですが、
贅沢な暮らしにはあまり興味がなく、デイトレードが好きだから投資を続けているそうです。
藤本茂さんのトレード手法
約70年の投資経歴を持つ藤本茂さんのトレード手法ですが、
基本は、将来成長が見込まれるグロース株を投資対象としたもので、
テクニカル面では逆張りを好んでいるようです。
テクニカル指標では、全体のトレンドを見つつ、
移動平均線やトレンドラインなどから分析したサポートラインや抵抗線、
オシレーター系ではRSIなどを重要視しており、
ファンダメンタルでは特にRSI企業の財務諸表や業績、
業界全体の流れを見て取引する銘柄を決められているようです。
この点ではデイトレーダーとしては王道のトレード手法だと言えます。
また、デイトレードで得た利益を再びデイトレード資金として
再投資する手法で資金を雪だるま式に増やしています。
こうした短期トレードと並行して長期投資も行い、
長期目線の投資では配当益も狙っていく手法で利益を上げていて、
将来性もある企業を投資先とし、特に株主還元を積極的に行う企業を保有銘柄に選ばれているという事です。
藤本茂(デイトレーダー)の取引銘柄
特定の銘柄に固執する事はないようです。
藤本茂さん自身が詳しい分野(自動車、半導体、商社など)から
100銘柄ほどをピックアップしてデイトレードをされているそうです。
特定の銘柄に執着してしまうと、損切りが遅れて大きな損失を被ったり、
別の銘柄にチャンスがあっても資金が無く機会損失に繋がるケースがあるため、
デイトレーダーとして成功するためには特定の銘柄に執着しない事も大切とのこと。
その点は徹底されているようです。
一部長期で保有されている銘柄もあるようですが、
こちらの銘柄についても具体的には明かされていません。
藤本茂さんの教え
藤本茂さんが株取引で大切にしていることをお伝えします。
株取引で勝つためには
株取引は「心・技・体」が求められるものです。
心
株価の値動きに一喜一憂せず、
その場で最適な行動をとることができる冷静な心が大切です。
技
「ここだ!」というタイミングで売買する技術・判断力が大切です。
体
健康な身体と、資金面での体力の2つの意味があります。
心・技・体
心・技・体どの要素が欠けても、満足のいく結果は出ないです。
心や技については、経験を重ねるしかありません。
思いどおりにいかないからといって、ペースを崩すことはNGです。
「絶対に勝てる」「絶対にこうなる」という思い込みは危険です。
いついかなるときも“油断大敵”です。
株取引を始めるには
株を始めたいと思うなら、最初は自分の好きな株を買うも良し、
誰かの真似をしてみるのでも良しです。
どんなに頭のいい人でも、「考える」のと「やる」のとではぜんぜん違います。
自分のお金を使わないと、本気になるわけがない。
年をとっても判断力は衰えない
年齢を重ねるにつれ、記憶力は低下していきます。
デイトレードをしていても、「いくらの指値で注文するつもりだったか」「取引したい銘柄のコード番号」といったことはすぐに忘れてしまい、もう1回確認することは多いそうです。
記憶力が衰えるのも、年をとっているんだから仕方ないことなので、
それを補うためにノートに記録をしっかりつけましょう。
ノートを書いて1つひとつの取引を反省するということは、
身体に覚えさせることになります。
「記憶力が衰えた」と落ち込むことで何かが変わるならば、いくらでも落ち込めばいいのですが、
自分ができることでカバーしていくしかありません。
ただ、年をとったからといって判断力が衰えません。
もし衰えているのであれば、瞬時の判断が求められるデイトレードで藤本茂さんが勝ち続けることはできないでしょう。
「能力が衰えてきた」と思う高齢者の多くは、普段頭を使っていないからではないか?と藤本茂さんはおっしゃっています。
頭を使い続けることが重要
若ければ、一度頭を使わなくなっても、
また再びエンジンをかければ勘をとり戻すことができても、
年をとれば同じようにすぐに頭が活性化することはないでしょう。
だからこそ、頭を使い続けることが重要なんです。
藤本茂さんのように、一日中頭をフル回転させ、一瞬の値動きに反応することが求められる生活を続けていれば、そうそう判断力が衰えることはありません。
藤本茂さんの周りにも、70歳をすぎて株を始めた友人がいます。
「もう自分は年をとっているから」という言葉は、逃げ文句です。
トレードに不要なことはせずに集中する
デイトレードは、ワンチャンスをものにしないといけないもの。
そのため、取引時間中は株以外のことはしないと決めているそうです。
そのため、藤本茂さんは市場が開いているとき以外の時間で散歩をして体力をつけています。
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