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千手観音のご利益や真言は?祀られている有名なお寺を紹介。手の数には意味があった!

    千手観音って聞いたことあるけど、なんなん?って人多いと思います。

    当記事をご覧いただければサクサクっと、下記のことが分かります。

    • 千手観音とは?
    • 千手観音のご利益
    • 千手観音が守護本尊の生まれ年
    • 千手観音の特徴
    • 千手観音が祀られている有名な寺院
    • 千手観音の真言

    当記事をご覧いただき、千手観音についてご理解を深めていただければ幸いです。

    目次

    千手観音とは?

    千手観音のご利益や真言は?祀られている有名なお寺を紹介。手の数には意味があった!

    千手観音は”せんじゅかんのん”と読みます。正式名はもうちょい長くて、千手千眼観自在菩薩(せんじゅせんげん かんじざいぼさつ)といいます。

    生きとし生けるものをすべてを救いたい!という多大な慈悲を持つ仏様(菩薩様)です。

    千の手と千の眼によって悩み苦しむ人々を見つけては手を差し伸べる広大無限な功徳と慈悲から、大悲観音(だいひかんのん)と呼ばれることもあり、また観音の王を指す観音王(かんのんおう)蓮華王(れんげおう)とも呼ばれています。

    本名    :千手千眼観自在菩薩
    略名    :千手観音
    ニックネーム:大悲観音、蓮華王、観音王
    …まとめるとこんな感じですね。

    千手観音のご利益

    千手観音は得られるご利益が多いです。

    災難除け、延命、病気治癒などあらゆる現世の利益を網羅しており、とくに夫婦円満、恋愛成就、安産や子宝成就に功徳があるとされています。

    ちなみにですが、後生善処のご利益もあると言われています。

    後生善処:ごしょうぜんしょ
    現世で亡くなったあと、来世でも幸せに過ごせること

    千手観音が守護本尊の生まれ年

    子年の守護本尊です。子年生まれの人の開運、厄除け、祈願成就を助けるとされます。

    千手観音の特徴

    千手観音の最大の特徴は、手の数が千本あることです。そして手のひらには眼をもっています。

    だから、千手千眼観自在菩薩が正式名称なんですね。

    千手観音の手の数
    千手観音の像では手の数は42本が一般的です。42本の内訳は、本手が2本・脇の手が40本の合計42本です。
    脇手の1本で25の俗世界で生きものを救済する、と考えられています。40本 × 25=1,000になるため、40本の脇手を表現した千手観音像が多い理由です。

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    千手観音が祀られている有名な寺院

    千手観音を本尊として祀られている寺院があります。
    代表的な寺院は以下です。

    • 奈良県 唐招提寺
    • 大阪府 葛井寺
    • 京都府 三十三間堂

    大阪府の千手観音(葛井寺)

    大阪府の葛井寺(ふじいでら)には、国宝の十一面千手千眼観音菩薩像(じゅういちめん せんしゅせんがん かんのんぼさつぞう)が祀られています。

    正面の合掌手40本に、小手1001本あり、合わせて1041本もの腕があります。1000本以上の手が表現された千手観音像は、国内で唯一です。

    葛井寺 公式サイト
    https://www.fujiidera-temple.or.jp

    奈良県の千手観音(唐招提寺)

    奈良県の唐招提寺(とうしょうだいじ)には、国宝の千手観音隆像(せんしゅかんのんりゅうぞう)が祀られています。

    大脇手42本、小脇手911本あり、合わせて953本もの腕があります。脇手がバランス良く配置されていることから、もとは1000本の腕があったと考えられています。

    唐招提寺 公式サイト
    https://toshodaiji.jp/ 

    京都府の千手観音三十三間堂)

    京都府の三十三間堂(さんじゅうさんげんどう)の正式名称は蓮華王院(れんげおういん)。

    本堂の通称を三十三間堂と呼んでおり、堂内の柱が33本あるのが特徴です。観音菩薩が三十三の姿に変化することに基づき三十三間堂と呼ばれています。

    本尊千手観音坐像はじめ千体千手観音立像など、祀られている像すべてが国宝です。1001躯の観音像が並ぶ堂内はさながら『仏像の森』に迷い込んだみたいです。

    三十三間堂 公式サイト
    http://sanjusangendo.jp/

    千手観音の真言

    真言とは
    サンスクリット語「マントラ」を訳したもので「仏の真実の言葉」と解釈でき仏の教えがこもった言葉だといえます。
    マントラとは
    心を意味する「manas」、守る・解放を意味する「trāṇa」という2つの言葉が組み合わさってできていると言われています。

    千手観音の真言は、オン・バザラ・タラマ・キリクです。

    短い文言の中に仏の教えを十分に込められているといえます。

    餓鬼道(六道)の救済を行う千手観音

    仏教では、人間が善悪の業因(ごういん)によって行きめぐる六つの世界があると考えられています。

    その六つに分けられ世界「六道(ろくどう・りくどう)」は下記になります。

    楽しみが多い順
    ・天道(てんどう)
    ・人間道(にんげんどう)
    ・修羅道(しゅらどう)
    ・畜生道(ちくしょうどう)
    ・餓鬼道(がきどう)
    ・地獄道(じごくどう)

    餓鬼道に生まれ変わる人は、欲望のままに生きていたり、自己中心的な生活を送っていたりした人です。

    食べることが叶わず喉の渇きも潤せないため、餓えと渇きに苦しみ続けます。

    そんな餓鬼道に迷う人々を、千手観音は救うと考えられています。

    千手観音はあらゆる人々を見守る

    現在でも、大人も子供も様々な人が千手観音に手を合わせています。千手観音はマンガやイラストで登場したりと年代を問わず多くの人々の心を掴んでいます。

    国宝に認定されている千手観音像は国内に複数ありますので、祀られている寺院に手を合わせに一度行ってみることをおススメします。

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