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文殊菩薩は何の神様?ご利益や真言、祀る神社やお寺を紹介。干支うさぎ年の守護本尊。

    文殊菩薩ってあまり聞いたことないですよね?

    当記事をご覧いただければサクサクっと下記のことが分かります。

    • 文殊菩薩とは?
    • 文殊菩薩のご利益
    • 文殊菩薩が守護本尊の生まれ年
    • 文殊菩薩の特徴
    • 文殊菩薩が祀られている有名な寺院
    • 文殊菩薩の真言

    当記事をご覧いただき、文殊菩薩についてご理解を深めていただければ幸いです。

    目次

    文殊菩薩とは?

    文殊菩薩は何の神様?ご利益や真言、祀る神社やお寺を紹介。干支うさぎ年の守護本尊。

    文殊菩薩(もんじゅぼさつ)は、「智慧の仏さま」として知られています。

    正式な名前は「文殊師利菩薩(もんじゅしりぼさつ)」で、物事の正しい道を見極める力や、的確な判断力に優れています。

    その智慧を活かして、私たちを悟りへと導いてくれる存在だと言われています。

    文殊菩薩のモデルとなった人物

    文殊菩薩は、実際に存在した人物がモデルだとされています。その人物は、古代インドのコーサラ国に住んでいた「バラモン」という人物であったと伝えられています。

    バラモン
    インドのカースト制度の頂点に位置するバラモン教やヒンドゥー教の司祭階級の総称。

    文殊菩薩のご利益

    文殊菩薩は知識や智慧の象徴とされており、参拝することで「正しい判断力が身につく」と言われています。

    そのため、試験や受験の合格祈願、学業成就を願う学生たちにとって、とても人気のあるご利益を持つ存在です。

    三人寄れば文殊の知恵

    「三人寄れば文殊の知恵」ということわざは、誰もが一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

    これは、「普通の人でも三人集まれば、文殊菩薩のような素晴らしい知恵が生まれ、物事を良い方向に考えられるようになる」という意味です。

    文殊菩薩が守護本尊の生まれ年

    文殊菩薩は、卯(うさぎ)年の守護本尊とされています。

    卯年生まれの人々にとって、開運や厄除け、祈願成就を助けてくれる存在だと言われています。

    文殊菩薩の特徴

    文殊菩薩は、他の仏像のように顔や腕がたくさんあるわけではなく、

    むしろ人々と似たような容姿を持っていることが特徴のひとつです。

    また、文殊菩薩には以下のような特徴もあります。

    • 右手に剣(利剣)を持っている
    • 左手に経典を持っている(頭や蓮華の上に乗っている場合もある)

    文殊菩薩が持つ剣は、煩悩を打ち砕くために使われ、経典は仏の教えを伝えるためのものだと言われています。

    獅子に乗っている文殊菩薩

    文殊菩薩には、智慧の力強さを表現するために、獅子に乗った姿もあります。

    この姿は「騎獅文殊(きしもんじゅ)」と呼ばれ、凶暴な獅子の上に乗ることで、文殊菩薩の智慧の力がどれほど強いかを示していると言われています。

    釈迦如来の脇侍に文殊菩薩

    文殊菩薩は単独で祀られることが多いですが、釈迦如来の左脇侍(向かって右側)として祀られることもあります。

    その場合、右脇侍(向かって左側)には普賢菩薩が並ぶことが一般的です。

    脇侍:きょうじ、わきじ

    釈迦如来、文殊菩薩、普賢菩薩の3尊が並ぶ姿は、「釈迦三尊(しゃかさんぞん)」と呼ばれています。この配置は、仏教の教えを守るための重要な存在として、釈迦如来が中心となり、文殊菩薩と普賢菩薩がそれを補佐する形で祀られています。

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    文殊菩薩が祀られている有名な寺院

    日本には、文殊菩薩を祀る寺院が数多くあります。その中でも特に有名なのが「三文殊」と呼ばれる寺院です。これらの寺院は、文殊菩薩のご利益を得たいと願う多くの人々が訪れる場所として知られています。次に、その「三文殊」の寺院をご紹介いたします。

    奈良県の文殊菩薩

    奈良県桜井市にある安部文殊院(あべもんじゅいん)は、大化元年(645年)に建立され、最古の寺院の一つとして知られています。この寺院は、大化の改新の際に、安倍倉梯麻呂(あべのくらはしまろ)によって、安倍氏の氏寺として建てられました。

    安部文殊院の本尊は、騎獅文殊菩薩(きしもんじゅぼさつ)で、大和の安部文殊とも呼ばれています。獅子に乗った文殊菩薩像は、その智慧の力強さを象徴しており、多くの人々に信仰されています。

    安部文殊院 公式サイト
    https://www.abemonjuin.or.jp/

    京都府の文殊菩薩

    京都府宮津市にある智恩寺(ちおんじ)は、文殊菩薩を本尊として祀る寺院です。この寺院の本尊である文殊菩薩は、「丹後の切戸(きりど)文殊」とも呼ばれています。智恩寺は、そのご利益を求める多くの人々に親しまれている場所です。

    文殊菩薩は秘仏
    そのため、開帳は年5回のみ(正月三が日、1月10日、7月24日)

    1月10日には、智恩寺で「文殊十日えびす」という祭りが開催されます。この祭りでは、商売繁盛のご利益を求めて、毎年多くの人々が他府県からも訪れます。地元の人々をはじめ、参拝者が集い、賑やかな雰囲気の中で盛大に行われます。

    智恩寺 公式サイト
    https://www.monjudo-chionji.jp/

    山形県の文殊菩薩

    山形県高畠町にある大聖寺(だいしょうじ)は、文殊菩薩を本尊として祀る寺院です。この文殊菩薩は「出羽の亀岡文殊」とも呼ばれています。大聖寺は、戦国時代の武将たちとも深い縁があり、伊達政宗が寄進した鐘や、直江兼続が歌会を開いた場所としても知られています。歴史的な背景が豊かなこの寺院は、多くの人々に信仰されています。

    大聖寺(山形県公式観光サイト)
    https://yamagatakanko.com/attractions/detail_1727.html

    文殊菩薩の真言

    真言とは
    サンスクリット語「マントラ」を訳したもので「仏の真実の言葉」と解釈でき仏の教えがこもった言葉だといえます。
    マントラとは
    心を意味する「manas」、守る・解放を意味する「trāṇa」という2つの言葉が組み合わさった言葉です。

    文殊菩薩の真言は「オン・アラハシャ・ノウ」といわれています。この真言を唱えることで得られるご利益は、その唱える回数に応じて変化すると言われています。例えば、10万回唱えると苦労を取り除くことができ、50万回唱えると悟りを開くことができるとも伝えられています。真言の力を信じて、心を込めて唱えることが大切です。

    文殊菩薩は智慧を司る仏様

    文殊菩薩を祀る寺院は、日本国内に数多く存在しています。学業向上や受験合格を願う学生たちが訪れることが多く、そのご利益を求めて参拝する人々で賑わっています。もし、何かにチャレンジしているときや新たな挑戦をする際には、ぜひ文殊菩薩に手を合わせてみてはいかがでしょうか。きっとその智慧と力強さが、あなたの後押しとなることでしょう。

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