守り本尊(まもりほんぞん)、守護本尊(しゅごほんぞん)ってみなさんご存じでしょうか?
この記事読めば、守り本尊とはなにかを詳しく理解することができます。
私自身、旅行でお寺にお参りすると「xx菩薩(ぼさつ)」とか、「xx如来(にょらい)」とか良く目にしていて、何なんだろう?どんな種類があるのだろう?と思ってました。
興味本位がきっかけで守り本尊について色々と調べてみましたので紹介いたします。
当記事で分かることは…
- 守り本尊について
- 自分を守護してくれる守り本尊
- すべての守り本尊詳細
一度読んでいただければ、「守り本尊っていうのはね…」と周りの方に説明できるようになれると思いますので、ぜひご覧ください。
あなたの守り本尊を生年月日で調べる
私もあなたも誰にでも、一生ご守護してくれる守り本尊がいます。生まれ年により守ってくださる守り本尊が変わります。
名が通ってる守り本尊もあれば、聞いたことないレアな守り本尊も。
生まれ年ごとに一覧でまとめましたのでご覧ください。
※各生まれ年ですが、立春(2月x日)から翌年の節分(2月x日)までが対象です。
例)2024年の立春(2月4日)~2025年の節分(2月2日)。そのため2月2日、3日、4日生まれの方は、確認する生まれ年に注意が必要です。
そもそも守り本尊とは?
守り本尊とは、名前のとおり天地万物をお守りくださっている仏様のことです。
守り本尊とは
守り本尊
自分を守ってくれるものとしていつも心から信仰している仏です。生まれ年により守護する仏が決まっています。
「マンダラにおられるすべての仏様です」が守り本尊といわれています。
生れ年によって決まる「一生をお守りくださる仏」を一代守護本尊と呼び古くから大切にしてきました。下記でご紹介いたしますが、生まれ年により守ってくださる仏様=守り本尊が決まっています。
守り本尊の力はそれだけではありません。それぞれの方位を守る守り本尊がおられます。たとえば鬼門(北東)の方位を守っているのが虚空蔵菩薩です。
また、五体に対しても守り本尊がいて、足が悪い時は阿弥陀、お腹の調子が悪い時は千手観音の法を行うといった感じです。また、「年」「月」「日」「時(タイミング)」でそれぞれ守り本尊がおられますし、前厄年には勢至菩薩、本厄年には千手観音、後厄には大日如来というように、年齢によっても異なったご本尊様がそれぞれの役割としてお守りくださっているのです。
仏教において仏は唯一無二
仏教において、仏は唯一無二の存在であり、それを具現化したものが仏像や仏画です。
これらの像や絵画は、仏教徒たちにとって、信仰心の対象として崇められ、大切にされています。特に、ある寺院や宗派で中心的な存在とされる仏像や仏画を守り本尊と呼びます。
守り本尊は信仰の中心
守り本尊は、信仰の中心であり、その宝物であるため、守るべきものであるとされます。
守り本尊に対する崇敬は非常に高く、その存在を讃える儀式や行事が行われることもあります。また、守り本尊を崇めることは、自分自身の精神的な修行や成長にもつながるとされます。
守り本尊の起源
守り本尊の起源は、仏教が中国に伝わった際に、中国の宗教文化との融合によって生まれたとされています。それ以降、日本にも仏教が伝わるとともに、守り本尊の概念が取り入れられました。
守り本尊にはさまざまなものがある
守り本尊には、大小さまざまなものがあります。
たとえば、日本には、東大寺に安置されている世界最大の仏像「大仏」があり、これは非常に有名な守り本尊の一つです。また、国宝や重要文化財に指定された仏像や仏画も、守り本尊として崇められています。
守り本尊は心の拠り所
守り本尊は、その存在自体が仏教徒たちにとって心の拠り所となるものです。
仏教では、仏教徒が仏と同じく慈悲深く生きることを目指すため、自分自身を見つめ直すことが重要視されます。守り本尊は、そのような内省や瞑想の場として、また、慈悲深く生きるための目標として重要な役割を果たしています。
守り本尊は文化や芸術にも影響
守り本尊は、文化や芸術にも大きな影響を与えています。
仏像や仏画は、美術品としても高く評価されており、多くの人々に愛されています。また、仏教が伝わった各地域で独自の文化や芸術が発展し、それらの中にも守り本尊が登場することがあります。
守り本尊に対する信仰や崇敬は変化する
守り本尊に対する信仰や崇敬は、時代や地域によって異なります。
例えば、日本の平安時代には、守り本尊が奪われないように、その安全を確保するための護符や呪文が用いられていました。また、現代日本では、宗教的な信仰心を持たない人が多い一方で、守り本尊への興味や関心が高まっています。
一方、守り本尊への深い信仰があるため、所有権や管理に関する紛争や問題が発生することがあります。例えば、ある宗派が別の宗派が管理する場所へ守り本尊を移動させた際、その移動に対して反対の声が挙がることがあります。さらに、守り本尊に関連する盗難や偽物の流通も問題視されています。
守り本尊は、仏教における信仰の対象であり、文化や芸術においても重要な役割を果たしています。多くの人々にとって精神的な支柱や心の安らぎを提供する存在です。ただし、守り本尊に関する問題や紛争も存在します。私たちは、この重要な存在を保護しながら、相互理解と尊重を深めていくことが求められています。
守り本尊それぞれを詳しく紹介
守り本尊それぞれの詳細記事を紹介いたします。
気になった守り本尊がいましたら、クリックし内容をご確認ください。
千手観音(せんじゅかんのん)

虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)

文殊菩薩(もんじゅぼさつ)

普賢菩薩(ふげんぼさつ)

勢至菩薩(せいしぼさつ)

大日如来(だいにちにょらい)

不動明王(ふどうみょう)

阿弥陀如来(あみだにょらい)

木彫りの守り本尊
木彫りの仏像をネット検索したら、こんな高価なものが出てきました。
(…どういう方が購入されるのか、気になります)

守り本尊を知り自分を知る
仏の教えは、お互いを「仏の子」として尊重し合い、お互いが大切にしているものを認めあう和と寛容を重んじるものです。
人々が楽しく共存できる社会をめざし、「あれは要らない、これも要らない」と他の仏神を排斥し、己だけが正しいと主張する偏狭なものではありません。
尖り、争う険しい心こそもっとも仏の世界から遠く離れた悲しいものといわれています。
なので、生まれに応じ・事に応じ・時に応じてそれぞれ縁となる仏へ素直に手を合わせる心になれば、愚かな争いはなくなり、心からお互いの幸せを願うようになると思います。
当ブログ「活きる学び」をご覧いただきありがとうございます。
他多数の記事をご用意していますので、お時間あるときにまたお越しください♪