2025年の縁起の良い日を確認 →クリック

神様の恵比寿様とは?ご利益や由来、祀られている神社を紹介!七福神の大黒天と相性良し。

    七福神の一人である恵比寿様。

    ビールや地名でも馴染みがありますが、恵比寿様にはどんな歴史や、ご利益があるのでしょうか?

    当記事では見ると以下が分かります。

    • 恵比寿様とは?
    • 恵比寿様の歴史
    • 恵比寿様のご利益
    • 恵比寿様が祀られている神社
    • 恵比寿様を家で祀る場合

    「えべっさん」「えびっさん」などとも呼ばれ親しまれている恵比寿様について、ご覧ください。

    目次

    恵比寿様とは?

    神様の恵比寿様とは?ご利益や由来、祀られている神社を紹介!七福神の大黒天と相性良し。

    恵比寿(えびす)様は七福神の1柱です。

    七福神の中でも有名な大黒天と肩を並べ、開運の神と言われ多くの方に信仰されています。

    「柱」= 神様を数える時の呼び方

    恵比寿様の読み方・呼び方

    恵比寿様の名前は「えびす」さまと読みますが、親しみを込めて「えべっさん」や「えびっさん」などの愛称で呼ばれることもあります。通常は「恵比寿」と書かれますが、時には「恵比須」や「恵美須」と表記されることもあります。また、「恵比寿天」や「恵比寿大明神」と呼ばれることもあります。

    恵比寿様の姿

    恵比寿様の姿として、釣竿を持ち、鯛を抱えている姿がよく見られます(エビスビールのロゴでお馴染みの姿です)。また、「えびす顔」という言葉があるように、笑顔が特徴的な神様でもあります。

    恵比寿様のご利益

    恵比寿様は大漁満足の神様として知られており、主に大漁や商売繁盛、学業成就、航海安全などのご利益を授けてくださるとされています。

    恵比寿様の真言(マントラ)

    恵比寿様を参拝する際に唱えると、ご利益(功徳)を得られるとされている真言(マントラ)は、「オン インダラヤ ソワカ」となります。

    恵比寿様は七福神で唯一の日本由来の神様

    恵比寿様は七福神の中で唯一、日本由来の神様です。七福神の他の神々は、インドや中国に由来しているため、恵比寿様は特に日本の文化に深く根付いた存在と言えます。

    恵比寿様の正体については、蛭子の神(ひるこのかみ)、または**事代主命(ことしろぬしのみこと)**であると言われています。蛭子の神は、古代の神話に登場する神で、特に漁業や海の神としても知られています。また、事代主命は商売繁盛や農業の神として信仰される神様で、恵比寿様と関連が深いとされています。

    蛭子の神
    伊邪那岐命(いざなのみこと)と伊邪那美命(いざなのみこと)の子供
    事代主命
    大国主命(おおくにぬしのみこと)の子

    恵比寿様と大黒天との関係

    恵比寿様と大黒天はともに七福神の一員であり、漁業の神と農業の神として知られています。そのため、二神はセットで祀られることが多いです。恵比寿様は特に漁業や商売繁盛を司る神として、海の恵みを象徴しています。一方、大黒天は農業の神として、豊穣や豊かな実りをもたらす神とされています。

    この二神が一緒に祀られることで、海と大地からの恵みがもたらされるという意味合いが込められ、豊かな生活や繁栄を願う人々にとって重要な存在となっています。

    恵比寿様と大黒天は親子説?

    恵比寿様とよく一緒に祀られる大黒天は、実はインドのシヴァ神の化身であるマハーカーラから派生した神様です。大黒天は中国では財運や金運を司る神として信仰され、日本にもこの信仰が伝わってきました。

    日本において、大黒天は**事代主命(ことしろぬしのみこと)の親である大国主命(おおくにぬしのみこと)**と同一視されています。事代主命は恵比寿様と同じ神格とされており、したがって恵比寿様と大黒天は親子であると考えられています。このため、恵比寿様と大黒天は、互いに密接な関係がある神々とされており、特に商売繁盛や豊かさを願う信仰において、セットで祀られることが多いのです。

    大国主命(親)→大黒天
    事代主命(子)→恵比寿様

    恵比寿様と大黒天がセットの理由

    恵比寿様と大黒天は、よくセットで祀られることがあります。これは、両者のご利益が密接に関係しているためです。恵比寿様は大漁・商売繁盛の神様として広く信仰されていますが、大黒天は五穀豊穣や豊かな実りをもたらす神として知られています。両者のご利益が、豊かさや繁栄を象徴するものであり、これがセットで祀られる理由の一つです。

    また、恵比寿様と大黒天には親子関係にあるという説もあり、恵比寿様の大漁や商売繁盛、大黒天の五穀豊穣というテーマが共通していることから、自然と一緒に祀られるようになったとも考えられています。両神の組み合わせは、経済的な繁栄や生活の豊かさを象徴するものとして、多くの信仰を集めてきました。

    恵比寿様と大黒天の見分け方

    恵比寿様と大黒天は、持ち物で見分けることができます。

    • 恵比寿様:漁業の神(釣竿を持ち鯛を抱えている)
    • 大黒天:農業の神(袋を背負い打ち出の小槌を持っている)

    恵比寿様の祀り方とは?

    七福神の中でも開運神として人気の高い恵比寿様。

    恵比寿様をお祀りする際の情報を紹介します。

    神棚を作って恵比寿様を祀る

    自宅で恵比寿様をお祀りする際は、神棚に祀るのが一般的です。恵比寿様は商売繁盛や大漁の神として信仰されており、神棚を設置することでそのご利益を日々受けることができるとされています。

    神棚の設置場所について

    神棚を設置する場所は、以下の条件を満たすことが理想的です:

    • 日当たりが良い:神棚には良いエネルギーが集まるため、自然光が入る明るい場所が適しています。
    • 静か:家族の集まる場所から少し離れた、静かな場所に設置することが望ましいです。
    • 目線より高い位置:神様を敬う気持ちを込めて、目線より高い位置に設置することが大切です。
    • 正面が南または東向き:神棚の正面は、南向きまたは東向きが最も良いとされています。これにより、清らかな気が入ってくると考えられています。

    このような条件を整えた神棚に恵比寿様を祀ることで、家の繁栄や安全を祈願することができます。

    神様を見下ろすのはNG。目線よりも高い位置はなるべく守りたいところ。

    恵比寿様と大黒天をセットで祀る場合

    恵比寿様と大黒天をセットで祀る場合は、恵比寿様が左側(下手)で、大黒天が右側(上手)が良いです。

    恵比寿様が祀られている神社

    恵比寿様を祀っている神社は日本全国にあります。

    西宮神社(兵庫県)【日本三大えびす神社】

    恵比寿様を祀る神社の中でも特に有名なのが、西宮神社です。西宮神社は恵比寿様信仰の総本社として全国的に知られています。特に商売繁盛を祈願する場所として、古くから交易に関わる人々から信仰を集めてきました。この神社は、浜近くに位置しており、その立地も商売や交易に関連しています。

    十日えびす

    毎年1月10日頃に開催される「十日えびす」は、日本屈指の一大イベントとして、多くの参拝者を集めます。この祭りでは、恵比寿様を祀るためにを手に入れることが習わしとなっており、その笹を店舗や会社に飾って商売繁盛を願います。

    また、十日えびすの開門時には「福男選び」が行われ、これが毎年正月のニュースでも放送されるため、非常に有名なイベントとなっています。このように、西宮神社は恵比寿様を信仰する人々にとって特別な意味を持つ場所です。

    西宮神社 公式サイト

    今宮戎神社(大阪府)【日本三大えびす神社】

    大阪にある今宮戎(いまみやえびす)神社は、恵比寿様を祀る神社として非常に有名です。また、この神社には天照大神も祀られています。今宮戎神社は、もともと海岸沿いに位置し、浜の市が開かれていた場所にあたります。そのため、商売繁盛や大漁を願う人々によって恵比寿様が祀られるようになりました。

    十日戎(とおかえびす)

    今宮戎神社で行われる「十日戎」は、商売繁盛を願うための重要なイベントで、日本屈指の大きな祭りの一つです。この祭りには毎年約100万人もの参拝者が訪れ、恵比寿様に感謝の気持ちを捧げ、商売繁盛を祈願します。特に、商売を営む人々にとっては、非常に大切な祭りとして広く親しまれています。

    今宮戎神社 公式サイト

    京都ゑびす神社(京都府)【日本三大えびす神社】

    京都ゑびす神社は、西宮神社や今宮戎神社と並ぶ**「日本三大えびす神社」**の一つとして、商売繁盛を願う多くの人々に信仰されています。この神社は、恵比寿様を祀る神社の中でも特に有名で、商売の神様としての恵比寿様を信仰する人々にとって特別な意味を持っています。

    縁起物=笹の発祥地

    また、が恵比寿様の縁起物として広まったのは、実はこの京都ゑびす神社が発祥とされています。笹を手に入れて家や店舗に飾ることで、商売繁盛や家内安全を願う風習が始まり、今では多くの人々に親しまれています。

    二の鳥居や財布塚・名刺塚

    京都ゑびす神社には、願いを叶える場所として二の鳥居があります。お賽銭を投げ入れることで願いが叶うといわれており、訪れる参拝者にとっては一つの見どころとなっています。

    また、財布塚名刺塚などもあり、これらは古くなった財布や名刺を供養するための場所です。商売繁盛を願う人々にとって、大切なアイテムを供養し、感謝の気持ちを捧げることができる場所として多くの参拝者に利用されています。

    京都ゑびす神社 公式サイト

    美保神社(島根県)

    美保神社は、島根県の島根半島に位置する恵比寿様を祀る神社の総本宮です。この神社は、商売繁盛や大漁満足の神として信仰される恵比寿様を祀る場所として有名ですが、恵比寿様はまた音楽の神としても扱われています。恵比寿様は笑顔で釣竿を持ち、鯛を抱える姿で知られていますが、その神力は音楽や芸能にも関わりがあるとされています。

    出雲大社との関係

    同じ島根県には、出雲大社があり、そこには大国主神(大黒天)が祀られています。出雲大社と美保神社を両方お参りすることで、商売繁盛や縁結びを含む良い縁を得られる、または恵まれると言われています。これにより、美保神社と出雲大社を巡ることは、非常に縁起が良いとされ、両神社のご利益を受けることができると信じられています。

    美保神社 公式サイト

    出雲大社 公式サイト

    恵比寿様を知りご利益を授かろう

    恵比寿様について深く知ることができたのではないでしょうか?商売繁盛や大漁満足、そして音楽や芸能にも関連がある恵比寿様は、私たちの生活にとても密接に関わっている神様です。全国各地の有名な神社に祀られており、その信仰は今も続いています。

    恵比寿様は、私たちの身近な存在であり、日々の生活や仕事において、大きな影響を与えてくれる神様です。当記事を通じて、恵比寿様のご利益や祈願方法を知っていただき、開運や人生の好機に繋がる一助となればとても嬉しく思います。皆さまの幸運をお祈りしています!

    当ブログ「活きる学び」をご覧いただきありがとうございます。
    他多数の記事をご用意していますので、お時間あるときにまたお越しください♪

    目次